『思い込み』ってなんだ?

これは、

【シャツは着る】【デザインのあるブラウスは着ない】

もしくは着たことない。

色も

【黄色は着る】【ブルーは絶対に着ない】そもそも選ばない。

など個々の『似合わないと思っている』という思い込みの枠だ

と思う今日この頃。


ではでは・・・・

先日のショッピング同行でのお話。


『講演会や入学式、卒業式にも着れるスーツ』をご希望のお客様。

ご要望もりもりなんですが、たくさんリサーチするから、楽しいんです。私。


いつものショッピング同行と同じように、事前にリサーチしたショップへ行き

○○さんでしたら、これとこれがご用途にも合いそうですとご提案。


ノーカラージャケットとテーラードをサイズを変えたりしながら試着しました。

その中で、アイボリーのノーカラージャケットを試着したとき、


私もお客様も同じタイミングで

「これいいねっ」

となったのです。


ホント顔周りがぐっと明るく、柔らかい印象になりました。

ほら、自然と微笑んでおられます、ねっ。

ネイビーのブラウスにネックレスをつけると更に素敵になったのです。

「もう一着ジャケットあってもいいかなぁ~」とお客様。

「じゃ、この色どうですか?似合いそうです!」と私が提案したのは・・・・


【カーキ系】厳密にいうとカーキと茶色を混ぜたような色味。


「えっ、でも緑は似合わないって言われて、それから何となく着てないんだぁ」

「えっ、そうなんですか?」

(みどりって葉っぱの緑かな?深い緑かなぁ~とか考えつつ・・)


「○○さん、この色ちょっと一回だけ、ちょっとだけ袖を通してくださいぃ」

ちょっとだけって何回いうんだ?と自分につっこみ。


着たことないんだけど

わかった。三浦さんが言うなら、ちょっとだけね」と半信半疑のご様子。

「ほらっ」

「あら、ほんとね~」

と意外性を発見し、かつご納得のお顔。


「いや、ホント素敵です。

かなり仕事が出来るキャリアウーマン、もしくは教授に見える!」

「えっ、ホント?やばいなぁ、そんなんじゃなのになぁ」

といいつつ、微笑んでおられますからっ。


白地が多いストライプのブラウスをインナーにして、コントラストをつけ、

黒のベルトをポイントにすると、さらに締まった印象になりますよね!


さて、

『みどりは着ないんだぁ』とおっしゃっていたお客様。

「わかりました、じゃあ、こっちの黒にしますか?」

と提案を変更しなかったのは、


このジャッケットの色が似合うと思ったから



お客様の言っていた『みどり』と私が思う『みどり』は違っていると

会話の中で気が付いたこと、

この色とデザインならば、ご要望にマッチするという根拠もありました。


お客様いわく

「わたし一人なら絶対に選ばないし、見向きもしなかった」とおしゃっていました。



このようなケースは

ピタッとお似合いになったり、意外性(こんな色も似合うんだ)で

喜んでもらえることが多いのも事実です。



そうしますと、ご自分の似合う色が1つ追加されたわけですから、

お洋服の似合うレパートリーが増えるんです。

これに付随してコーディネートの幅もぐーっと広がります。


ただ今回選んだ素材は、少し光沢もあり、お客様の肩のラインに合った

ノーカラーのジャケットだから似合いますが、


これが例えば、ニットだと

素材も形も違ってくるので=似合うとは限りません。


これも『思い込み』にとらわれないでください。


そこが分からないよぉ、だから選ばないんだよぉ、

となってしまうのですが、ご試着した感じを客観的に見て、

よりお似合いになるアイテムを探し

アドバイスやコーディネートをする私がいます。


あなたなら、思い込みをもったままになさいますか?

それとも一歩進んで枠をはずしますか?


新たな発見につながるはずです・・・

今回もご一読ありがとうございました。